CR牙狼ゴールドストーム翔は「期待外れ」「既に通路」などとの評価も多いですが実際はどうでしょうか?
今の4円パチンコ市場ではスロットで言うところのジャグラーシリーズやバジリスク絆といった絶対的にメインを張れる機種がありません。
マイホのパチンコ看板機種は?と聞かれると、「海物語」と答える方もいれば、「北斗7」や「北斗無双」と答える方もいるでしょう。むしろ、どの機種も稼働がなくて「わからない」と答える方が一番多いかもしれませんが…ww
そして「牙狼ゴールドストーム翔」もコンテンツ的に言えば、看板機種候補のひとつであることは間違いありません。
ということで、ぼくのホールでも看板機種の候補として20台を導入したので、3週間稼働しての実績データを検証してみようと思います。
導入後3週間分の実績データ
7/31~8/20まで21日間×20台、延べ420台分のぼくのホールの実績はこちら。
アウト | 42,691個 |
差玉 | -348個 |
通常ベース | 35.0% |
千円スタート | 20.15回 |
特賞確率 | 1/324 |
特賞出玉 | 4,086個 |
16R出玉 | 1845個 |
確変ベース | 90.4% |
台売上 | 56,287円 |
台粗利 | 4,787円 |
利益率 | 8.5% |
※28玉3.57円交換
お盆期間もありましたが、かなり甘めに使いました。
ゲージに関しては、右打ち時のアタッカー周りや電チュー付近もすべて無調整の数値です。ちなみに、電チューの右側にある釘(一番近い釘)がマイナス調整に曲がっているのは納品時からです。
ぼくのホールだけの実績では、稼働的には「北斗7」導入後同期間を上回る稼働になっています。お盆期間で稼働を底上げしている部分もありますが、「北斗7」導入後もGWがあったので条件的にはさほど変わらないかと思います。
「北斗7」やスペックが酷似している「リング終焉」と比較して、稼働がある割には台売上が低いので、それだけ客の入れ替わりが少なく、持ち玉遊技比率が高いということになります。要するに即ヤメする客が少なく、比較的同じ台で粘る傾向にあるということです。
粘る理由としては、「単純に面白いから」や「回るから」が考えられますが、上記データを見てもわかるように、牙狼は回せます。千円スタート20回以上でも実際に利益が出るのですから、必殺仕事人5とは大違いですねww
牙狼は基本スペックが辛めなので、メイン機種として長期育成していこう思っているホールはスタートをきちんと回しているはずです。ただ、ゲージ構成自体も辛めなので、スタートを落とすことは簡単です。だからといって、この機種を千円スタート15回とかにしているホールは相当なボッタクリですね。
解析値との比較
ぼくのホールの実績数値から特賞確率を1/319.7に修正して、利益率0%になる千円スタートをシミュレートすると…
21.17回になります。
解析サイトのボーダーラインと比較してみると…
交換率 | 表記出玉 |
2.50円 | 25.2回 |
3.03円 | 23.1回 |
3.33円 | 22.2回 |
3.57円 | 21.6回 |
等価 | 20.6回 |
特賞出玉 | 3,885個 |
16R出玉 | 1,830個 |
ぼくのホールのボーダーラインが解析値より低いのは特賞出玉(初当り1回に対して総獲得出玉)が解析値より高いことによるものだと思います。16R1回分の出玉も解析値より15個多いことと、まだサンプル期間が十分ではないので、お客さんのヒキ強が反映されてしまっていることが原因でしょう。
上にゲージ構成が辛いと書きましたが、右打ち時も同様に、アタッカー周りや電チュー付近も簡単にマイナス調整ができます。通常時のスタートだけでなく、右打ち時の削り具合も含めてトータル的に判断していかないとボーダーライン詐欺にあう可能性があるので注意してくださいww
冒頭でも少し触れましたが、メイン機種不在の4円パチンコ市場では、それぞれのホールで牙狼がどのように扱われているかを把握する必要があります。
ぼくのホールは海物語が強い地域ではないので、北斗や牙狼を長期稼働させたいという思惑で甘く使ってきましたが、最初から機械代回収⇒即転売をするつもりで導入している場合もあるのでホール選びが重要になってきます。
業界人の間でも牙狼の評判は決して良くはありません。しかし、稼働のついているホールもあることは事実です。
看板機種として育成するならホールもある程度は客に還元することで痛みを伴う覚悟が必要になります。
MAX機時代の牙狼のように勝手に稼働してくれて、勝手に出玉感が出せる時代はとっくに終わっているにもかかわらず、痛みを負う覚悟もなく、ただ導入しただけで牙狼は終わりだと言っているホールこそ終わっているとぼくは思います。