パチスロ旧基準機が年内全撤去になると騒がれていることについて

バジリスク絆やハーデス、凱旋といった旧基準機の撤去問題は以前から何度も話しに上がっていました。ここにきて急にと言うか再びと言うか「年内全撤去」とネット上で騒がれ始めています。

この件について、いろいろな憶測が流れている中でのぼくの見解を書きたいと思います。

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警察庁の業界6団体への要請

ことの発端となったのはこのニュースです。

警察庁、高射幸性パチスロについて要請

警察庁保安課は5月9日、全日遊連、日遊協、日工組、日電協、全商協、回胴遊商の代表者を集め、これら6団体で平成27年9月30日付で締結した「高射幸性遊技機の取り扱いについての合意書」と「高射幸性遊技機についての申合せ」について要請した。

要請内容は二つ。一つは、2年前に定めた新基準に該当しないパチスロ機設置比率の目標値の見直し。もう一つは、高射幸性遊技機削減の目標値を設ける必要性を促すというものだ。

同庁では、昨年12月1日時点で「新基準に該当しない遊技機」の削減目標値50%について全体では目標を達成したものの、各営業所別に見た場合、目標を達成できていないところが多数あることに加え、パチスロ高射幸性機の撤去が進んでいないことを問題視。

さらに、パチンコへの依存問題が喫緊の課題となるなど、合意書と申合せを締結した2年前と現在では、環境が急激に変化していることを踏まえ、新基準に該当しない遊技機及び高射幸性遊技機の撤去が進むよう再検討を求めた格好となっている。

引用元:遊技通信web

要するに

「新基準に該当しない遊技機(いわゆる旧基準機)と高射幸性遊技機(旧基準の中でも出玉2万枚以上の実績がある機種)撤去の進捗が思わしくないから撤去計画を見直しなさい」

ということです。

IR法案に伴う依存問題などで警察庁にもいろいろな圧力がかかり、それが現場に降りてきた訳ですね。

今後の旧基準機はどうなってしまうのか

ここからはメーカーや販社など関連業者の方々の情報をもとにしたぼくの個人的見解になります。

旧基準機については、業界の自主的な取り決めとして…

2016年12月1日までにその設置比率を50%以下とする

2017年12月1日までにその設置比率を30%以下とする

と定め、段階的な撤去を進めている最中になっています。

①に関しては一部のホールで基準を満たしていない現状もあるようですが、そのようなホールにはペナルティを課すことで業界団体の対応としています。ペナルティの内容に関しては以前の記事で書いているので気になる方はこちらからどうぞ。

②に関しては今年の12月1日にむけて旧基準機の比率を減らしていかなければいけないのですが、昨年末のMAX機全撤去問題の時と同様に、ほぼ100%に近い数値で基準を満たすことが出来ると思います。万が一、設置比率30%以上のホールがあった場合には何らかのペナルティが設けられるでしょう。

一番の問題は、その先(2017年12月1日以降の撤去計画)が決まっていないことだと思います。

行政側が知りたいのは「いつになったら旧基準機全撤去が完了するのか」ではないでしょうか。

旧基準機であり、高射幸性遊技機の代表的機種であるバジリスク絆は2016年12月に再認定を受けているので、2019年12月まで認定機として設置できます。しかし、あと3年もバジリスク絆が設置できると考えている業界人なんていません。その前に自主規制なり、法改正(6号機への移行)なりで必ず撤去に追い込まれますからね。

業界団体の対応としては、行政側の納得のいくかたちで2017年12月1日以降の段階的撤去計画と示すことで、年内の全撤去は回避できるはずです。

現時点で30%~50%の設置比率を占める旧基準機を年内に全撤去するとなると、それに伴う新台入替費用は膨大な金額になります。全日遊連のお偉いさん方の運営するホールですら傾きかねないですからねwwそうはさせないでしょう。

ただし、高射幸性遊技機に属する機種を年内に優先的に撤去となる可能性はありますし、来年以降の早い段階で全ての旧基準機が姿を消すことは確実なので、今後はバジリスク絆やハーデス、凱旋といった機種の設定状況は渋くなっていくと予想します。その代わりにメイン機種として扱われていくのは…番長3とジャグラーしかないのが現状でしょうねww

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