2018年のスロット市場は、2月の規則改正を目前に、大きな転換期を迎えることになりますが、今年の新台状況や遊技機のトレンドはどうなっていくでしょうか。
ぼくの個人的な考えではありますが、今年のスロット市場を予想してみようと思います。
5.9号機スロットの開発状況
まず5.9号機が保通協の型式試験に持ち込みできるのが、1月31日までになっています。これは持ち込みが可能というだけであって、適合するかどうかは別問題です。
つまり、1月31日に持ち込んだ5.9号機が型式試験に適合しなかった場合は、お蔵入り確定ということになります。
6号機スロットはかなりヤバい!?と言われている中で、各メーカーが5.9号機の内に1機種でも多く適合させ、今後の販売機種としてストックするために、持ち込みが殺到しています。
そこで、保通協は全てを試験しきれないので、抽選で持ち込みを制限しています。
なので、メーカーは子会社も使って同一機種を複数持ちこむことで適合率を上げようとしています。
例えば、2月導入予定の「戦場のヴァルキュリア」はサミーの機種のようになっていますが、保通協的にはタイヨーエレックで通っています。他にもこのような機種は多くあります。
それだけ6号機移行を前に、各メーカーが焦っているということです。
何が言いたいかというと、今年登場するであろう機種のラインナップは2月ぐらいまでに、ほとんど決まっているということです。
そして、6号機の本格的な開発はこれからだと思われるので、実際に6号機が市場に登場するのは2018年の秋以降と言われています。
今年のスロット注目機種
今年登場するスロット新台は、現在各メーカーがストックしている5.9号機がメインになってきます。
しかし、ART機に関しては旧基準機、5.5号機がまだホールに残っている限り、5.9号機の中からヒット機が登場する可能性はゼロと言っていいでしょう。
そうなってくると、必然的に注目すべきはAタイプ、その中でも圧倒的なシェアを占めているジャグラーシリーズです。
北電子はすでに5.9号機として販売できる新台ストックとして…
★マイジャグラー4
★ファンキージャグラー2
★ゴーゴージャグラー2
の3機種も持っているという万全の体制です。
今年の注目機種は間違いなくこの3機種になりますね。
これで旧基準機設置比率を30%からさらに縮小するような案が出てきたら、まさにジャグラーの市場独占状態になると予想します。(今のところありませんが)
5.9号機ジャグラーを買うためには
これらは、完全に6号機に移行となる2021年1月まで確実に使える機種ですし、現在も市場にみなし機になっているジャグラーも残っている状況では、注文が殺到します。
では、これらの新台ジャグラーを買うためにはどうすればいいのか!?
答えは簡単、抱き合わせに付き合うしかありませんww
しかも北電子の場合、ジャグラー以外のクソ台を抱き合わせるより、もっと金になる大きな武器があります。
それは、北電子製のホールコンピューターやデータランプなどの周辺機器です。
これらの設備を導入したホールに優先的にジャグラーを売っていくと思われます…というか、すでに一昨年あたりからその流れは当たり前になっていて、北電子の設備は急速にシェアを伸ばしています。
設置台数や元の設備内容にもよりますが、これらの設備を導入するには1000万単位の費用がかかります。まさに資金力のあるホールが更に力を付けていく構図ですね。
大手法人と弱小法人の二極化はさらに進むと思われます。古いジャグラーしかない、設定も入れられない弱小ホールには非常に厳しい2018年になるかもしれません。