一番使われない設定は3とよく言われていますが、それは本当なのかを考えていきたいと思います。
一般的に設定3と聞いてイメージするのは遊べるけど結局負ける設定って感じでしょうか。
等価交換が主流だったころはオール3で営業したら赤字になる時代でしたが、今は3ぐらい全然怖くないですねww
ユーザーからすれば設定3なんて使う意味あるのかと思われがちですが、ぼくは結構使います。
特にジャグラーシリーズではかなりの頻度で使っています。
設定3を使う理由
ではなぜジャグラーシリーズに設定3が必要なのかという理由ですが、まず第一にホールが営業する目的は稼働を上げることと、粗利を取ることです。この両方を目的とした場合、例えば、1台あたり粗利3000円を目指す営業を考えた時に、設定1で1時間稼働して3000円の粗利を取るより、設定3で3時間稼働して3000円取る方が、稼働と粗利両方に貢献します。出玉率100%を下回っていれば、稼働時間が伸びるほど粗利額が増えるという基本的な考え方です。結果としてホールの業績向上に繋がります。
もちろん、オール3にしてもつまらないので、3をベースとしながら5や6も入れることで、ちゃんと高設定も使ってるアピールをしながら、1や2を混ぜ込んで帳尻を合わせるといった感じでしょうか。
不思議とお客さんも、同じ額を負けるなら長く遊べるホールへ集まって来るようになります。稼働の高いホールはこの低、中、高設定の投入バランスが絶妙にうまいホールと言えるでしょう。特にジャグラーシリーズに関しては1or6のような設定配分では稼働が伸びません。ジャグラーで1or6営業をしているホールはほとんどないと思います。
稼働時間が伸びる⇒客数が増える⇒盛況感が出る⇒全体稼働がさらに伸びるというサイクルに入れば更に高設定比率を上げても粗利確保できるようになり、繁盛店はこうして生まれるのです。
ジャグラーにおいて、ぼくの考える設定3の使い道はもう一つあります。
ジャグラーで台選定をする時、REG(回数、確率、比率)を最重要事項にしている方も多いと思います。そこでニューアイムジャグラーの設定別BIG:REG比率を見てみます。
設定 | BIG | REG | BR比率 |
1 | 1/287 | 1/455 | 100:63 |
2 | 1/282 | 1/442 | 100:64 |
3 | 1/282 | 1/348 | 100:81 |
4 | 1/273 | 1/321 | 100:85 |
5 | 1/273 | 1/268 | 100:102 |
6 | 1/268 | 1/268 | 100:100 |
設定1~2は明らかにREG比率が低いので中々打ってもらえません。設定3から急にREG比率が上がっているのがわかります。BIG:REG比率が1:1に近い、もしくはREG先行の履歴になる確率が上がります。実際には設定3で差枚数がマイナスになっていても高設定の可能性を感じて打ってもらえることに繋がります。設定5や6も混ぜ込んで使っていれば更に設定3が効果的に仕事をしてくれます。
一方、AT、ART機はと言うと…ほとんど使いませんww
偶数奇数挙動が分かりやすい機種は特に使いませんね。ぼくがAT、ART機の設定を決める時は、ほとんど1、2、4、6の使いわけです。なのでAT、ART機は奇数挙動=設定1を疑ったほうがいいかもしれませんね。
でもこれに関しては正解はないし、設定担当者それぞれが自分の考え方を持ってると思うので一概には言えませんが…。