山佐から先週導入開始された「ハイパーリノ」は新台としてホールが購入した機種ではなくレンタルプランというかたちで導入された機種です。
ハイパーリノの導入後評価はさておき、レンタルプランというのは非常に興味のある導入方法でした。
ちなみに以前にハイパーリノの記事でも書いたのですが、レンタルプランとは何かをおさらいしておきます。
- レンタル料は1台あたり毎月40000円
- 導入台数は3台以上から(1台や2台での導入不可)
- チェーン店移動や売却は不可(売却できないということは中古機として流通しない)
- 撤去、減台時は設置台数が3台以下になってはいけない(5台導入で2台撤去はOK)
という条件があります。
今回は3機種の組み合わせが選べる
今回はすでに通常の新台販売で導入済みの3機種、「タイムクロス2」「キン肉マン3」「ウィッチマスター」の3機種の中から自由な組み合わせで合計3台以上からレンタルできます。
レンタル開始は8月21日からです。
通常の新台販売で購入したホールとはタイムラグがありますが、それにしても1ヶ月40000円/台で設置できるというのはホールにとって非常にありがたいことです。
ちなみに今回レンタル対象3機種の現在の中古価格はというと、
・タイムクロス2 約33万円
・キン肉マン3 約20万円
・ウィッチマスター 約13万円
導入時期は遅れますが中古機購入するよりはかなりお得ということになります。
最近は新台を最速導入してもまともに稼動しない機種も多いので、高額な新台購入のリスクを負わないということはメリットが大きく、特に新台もまともに買えないギリギリの営業をしているホールは助かりますね。
レンタルという戦略
今回の3機種は新台としての販売台数はどれも伸びていません。現状で山佐の機種は稼動実績が少ないので、実は出来のいい新台を作ってもほとんど売れないという現象に陥ります。タイムクロス2とかはそこそこ稼動も良好ですし、もうちょっと売れても良かったと思いますがね…。
そこでメーカーの実績と信頼を回復するために、まずは導入店舗を増やすことを最優先とした販売方法をとったということでしょうね。
でもこれをやっちゃうと、「どうせ後からレンタルが出るんでしょ」と思って余計に新台は売れなくなることも考えられますね。いっそのこと山佐はレンタル専門のメーカーとして頑張ってもらいたいですねww
レンタルプランは寿命の短い機種にとってはホールのメリットが多いですが、各メーカーがレンタルをやり始めて、すべての新台がレンタルになのことは困ります。500台設置ホール全台が1ヶ月40000円/台のレンタルだったら総額2千万円の機械代が毎月かかりますからね。そんな金額は払い切れませんww
やはり寿命の長い機種というのはホールにとっての最高の財産になるということですね。
コメント
無理な押し付けをするメーカーより、こういった新しいチャレンジをする山佐は聞いてる限りは好感が持てますね。
実際のホール関係者の方の印象は分かりませんが。笑
費用は良心的ですが3台縛りが余計ですね。
お試し的にレンタルしてみて長期稼働が見込めると判断したら買い取りできるシステムだったら最高だと思います。