厚生労働省は受動喫煙の防止を目的に、2020年の東京オリンピックまでに屋内全面禁煙化を実現しようとしている。もしこれが現実になったら、パチンコ店にとっては大打撃間違いなしというのは誰にでも想像できる。
これはIOC(国際オリンピック委員会)が、それまでのすべてのオリンピック開催都市に「タバコのない五輪」を求めてきたからです。要するに厚生労働省が自主的にやっているのではなく、東京オリンピック開催のために、しかたなくやっているだけとも思えます。
世界の49ヶ国で飲食店やバーなども含む公共の場所の全てを屋内全面禁煙としている事例があるようで、そのほとんどの国では「飲食店等への営業収益に影響がなかった」という調査結果が出ているみたいです。
そんな訳ないだろww
そもそもパチンコ店は日本にしかないし(最近なにかと話題のべラジオさんはハワイにも出店してるけど稼働はかなり低いらしい)、パチンコユーザーの喫煙率はどの業界よりも高いのではないかと思う。
パチンコ店は喫煙者の憩いの場
日本人の喫煙率は2016年のデータでは19.3%(男性29.7%、女性9.7%)と、ここ10年で10ポイント近く減少していて、日本社会でも喫煙者は肩身のせまい状況になってきている。
そんな中で、パチンコユーザーの喫煙率は43%と言われていて、パチンコ店はもはや「公共の喫煙所」と言っても過言ではない状況にあるのです。
ニッチな戦略なのか、たまに禁煙のパチンコ店を見かけることもあるが、禁煙で高稼働のホールは見たことがない。禁煙のホールで一番稼働がいいのは「喫煙所」というのがお決まりの光景になるww
でも今回の東京オリンピックにむけた屋内全面禁煙というのは「喫煙するなら屋外」という意味だと思うので、「ホール内に喫煙所を設ける」こともできないのかもしれないです。全面禁煙でグランドオープンしたが稼働が悪すぎて、わずか1ヵ月後には喫煙OKに業態変更したホールがあるという話も聞いたことがあります。
つまり、パチンコユーザーに屋内全面禁煙化は受け入れられないことは明白で、「営業収益に影響なし」なんてことは確実にないはずです。
だからといって、「全面禁煙になったからパチンコをやめるか」と言われれば、やめる人は少ないと思います。たぶん我慢してでも打つでしょうwwでも、タバコを吸うために外に行ったり、車にもどったりと台を離れる機会が多くなることは確実なので、遊技時間は間違いなく短くなります。出ないイライラとタバコを吸えないストレスでいつもより早く帰ってしまう方もいるでしょう。
屋内全面禁煙化はかなり現実味のある議論だと思っていますが、パチンコ業界だけでなく、居酒屋やキャバクラなんかも影響は大きいはずです。IOCの要請や海外の事例とか調査結果とかは置いといて、それぞれの業界の現実にあったかたちで議論してもらって、これ以上パチンコ業界の縮小につながらないようにしてもらいたいものです。
コメント
今、禁煙になるまで休パチの関西人です。で、東京は禁煙になったの?
聞かせて!
現在は稀に全面禁煙や1フロア禁煙のホールはありますが、基本的には喫煙可能です。しかし、東京オリンピックまでには何らかのルールが定められると考えられます。