先日、YouTubeでパチンコ動画「ヤルヲの燃えカス」を見ていました。その動画の中でヤルヲさんが初代CR牙狼XXを打っていたのですが、コメント欄には「なぜMAXタイプがまだあるの?」といったコメントが多く寄せられていました。
2016年末までにすべて撤去されたはずのMAX機がどうして稼働中なのでしょうか。
設置可能なMAX機もある
昨年末に騒がれたMAX機の撤去問題は正確には「撤去リストに記載のある遊技機の撤去」という意味です。要するに撤去リストに載っていない機種であればMAX機でも設置可能です。
撤去リストに記載されていないMAX機で現在も設置が確認できる代表的な機種はと言うと…
2011年07月登場
CRリング~呪いの7日間~FPF(1/381)
2010年7月登場
CR北斗の拳剛掌HVJA(1/399)
2010年4月登場
CRスーパー海物語IN沖縄2MSNS(1/398)
2008年11月登場
初代CR牙狼XX(1/397)
2007年1月登場
CR新世紀エヴァンゲリオン・奇跡の価値はSF(1/397)
すべてではないですがこのあたりの機種はP-worldでも設置ホールが確認できます。あまりに古すぎて撤去リストが発表された時点で既にほとんど設置がなかった機種ばかりですね。
また、ここまで古い機種は認定期間も過ぎて「見なし機」になっているので故障しても部品交換ができません。
遊技機が検定通過した市場に流通した後の流れは…
検定機<3年間>
↓
(再認定検査を受けた場合)認定機<3年間>
↓
見なし機<故障するまで設置可能>
という流れになります。最近ではパチンコ認定機であってもメーカーは部品提供してくれないようになったので、実質3年以上経過すると故障=撤去となります。
上記の見なしMAX機は奇跡的に規制の影響も受けず、故障のリスクと戦いながら頑張っている最後の生き残りなのですww
見なし機の釘が新しくて遊技台が稼動停止にされる
先日、東京で、見なし機(CR大海物語との噂)の釘がきれいな新しい釘になっているということで、未承認変更の疑いで警察に遊技機を稼働停止にされるという事案があったようです。
パチンコ台は長期間稼働していると、釘折れや玉飛び、払い出し不良などの故障が頻繁に起こります。部品交換ができないははずの見なし機にピカピカの新しい釘が付いているのはおかしい、交換したな…という疑いをかけられたものと思われます。
古い台の釘は必ず劣化と玉の汚れで黒ずんできますので、ピカピカの釘は明らかに違和感があります。しかも遊技釘はメーカーに発注しなくても手に入れようと思えば入ります。
あまりに古い台が稼働しているのはそれだけで怪しまれるリスクもありますし、そこまでして見なし機にこだわりますかね。
これが事実なら行政処分が下る可能性も十分ありますね。
良い機種を長く使うのはホール営業の理想ではありますが、長すぎるのもまた問題になるのがパチンコ業界なのですww