CRアナザーゴッドハーデスアドベントの導入から10日経過しました。
突然の販売中止から出直してきただけあって出玉、3穴クルーン、演出とユニバも試行錯誤したのはわかります。ユニバのパチンコにしてはまずまずの動きを見せていますねww
先日、ぼくのホールで若者がパチンコハーデスのガラス面にスマホをあてて何か怪しい行動をしているのを見つけました。
ゴト師っぽくはない感じでしたが注意して見ていると、スマホの傾斜アプリで台の傾斜を計っていました。「そこまでするの?」と思いましたが…ガチ勢は流石ですねww
それを見て、パチンコハーデスのクルーン式スタートでの傾斜とスタートの関係が気になったので、ぼくのホールで実際に傾斜を変えて検証してみました。
そもそも傾斜とは
傾斜とはパチンコ台が付いている角度のことです。
パチンコ台はまっすぐ垂直に取り付けられているように見えて、若干後ろ側に角度が付いています。後ろ倒れる角度になっているので「寝かせ」とも呼ばれます。
傾斜は「〇分○厘」という打率みたいな単位(角度の単位ではないのですが説明すると長くなるのでww)で表されます。
一般的なホールでは3分5厘~4分5厘で台が設置してあり、角度に直すとそれぞれ0.75度~0.97度の角度が付けられています。
たったこれだけの差で何が変わるかと思うかもしれませんが、ステージ性能やスタートに至るまで変化してきます。特に羽根物の役物確率やクルーンでの玉の動きと傾斜は密接な関係があります。
基本的には傾斜が寝ている(数値が大きい)ほど甘くなり、起きている(数値が小さい)ほど辛くなります。
本題からそれていくので傾斜についてはこれぐらいでww
パチンコハーデスでの傾斜とスタートの関係
パチンコハーデスはヘソ入賞後の3穴クルーンでスタートとして有効なのは奥2つなので傾斜が寝ているほどスタートは高くなり、起こせば辛くなるはずです。
ヘソサイズやその他釘は一切触らずに、傾斜だけを元々の4分⇒3分に変更した結果と比較がこれ!
※スタート回数と玉単価は実績値を使用。その他数値は特賞確率を1/319、打ち込みは50000個と仮定したシミュレート値です。(28玉交換時)
傾斜 | 4分 | 3分 |
千円スタート | 13.68回 | 12.82回 |
出玉率 | 98.9% | 96.0% |
玉単価 | 1.68円 | 1.71円 |
台売上 | 84,000円 | 85,500円 |
利益率 | 12.96% | 19.17% |
台粗利 | 10,886円 | 16,390円 |
釘調整なしでも、傾斜を変えるだけでこれだけ差が出るということがわかります。
千円スタート1回未満の差でもホール側の利益は約5500円の差になるのです。
パチンコハーデスは基準となる元々のボーダーが低いので、千円スタートでも1回転の重みは多機種よりはるかに大きく、勝敗に直結するので、店選びと台選びは非常に重要な機種だと思います。
傾斜よりクルーンの振り分けが重要か!?
今回の結果からも、パチンコハーデスにおいての傾斜は台選びの重要な要素のひとつではありますが、釘やクルーンの個体差なども含めて全てのバランスが重要なので、あくまでも目安のひとつということにしかなりません。
さらに、台設置時は木枠で傾斜を計るホールもあれば、セル板で計るホールもありますが、ガラス面で傾斜を計るホールはないので、スマホで計った傾斜は正確ではありません。
あまり怪しい行動をとるとホール側からも警戒され、思わぬトラブルに発展する可能性もありますのでご注意ください。
くれぐれも無理矢理に台をひっぱたりすることはご遠慮ください。ゴト行為とみなされて出禁にもなりかねませんのでww
個別台のデータを見ていて思ったのですが、スタートが同じでも出っ放しの台とそうでない台があり、その理由はクルーンの中でも特図2(赤)の穴に入りやすく、ラウンド振り分けなどの優遇を受けやすい台だからではないかと思いました。
傾斜とは別にクルーンの個体差がることは十分に考えられるので、特図1より特図2の穴に多く入る台があっても不思議ではありません。クルーンの個体差を見極め、特図2の穴に入りやすい台を見つけることが出来れば、傾斜を気にするよりよっぽど勝率が上がるかもしれませんねww