最近になってジャグラーシリーズの中古機価格が大きく変動しているのですが、これには来年2月施行予定となっている規則改正後に、どのジャグラーがいつまで設置できるのかが大きく関わっています。
まず、整理しなければいけないのが、規則改正後の検定、認定機の設置猶予期間についてですが、現状では規則改正後も検定、認定期間内の設置を認めるということになっています。
ということは、2018年2月を基準にして、検定、もしくは認定が承認された時期が近ければ近いほど、設置期間できる期間が長くなることになります。
その通りになるかどうかは現段階では100%とは言えませんが、少なくともホール側はそのように解釈しています。
ジャグラーシリーズの設置期限
マイジャグラー3 | 検定通過 | 2015年6月 |
認定申請 | 認定不可 | |
設置期限 | 2018年6月 | |
ゴーゴージャグラー | 検定通過 | 2014年12月 |
認定申請 | 2017年12月 | |
設置期限 | 2020年12月 | |
スーパーミラクルジャグラー | 検定通過 | 2017年3月 |
認定申請 | 認定不可 | |
設置期限 | 2020年3月 | |
ファンキージャグラー | 検定通過 | 2016年3月 |
認定申請 | 認定不可 | |
設置期限 | 2019年3月 | |
ニューアイムジャグラーEX-KA | 検定通過 | 2016年7月 |
認定申請 | 認定不可 | |
設置期限 | 2019年7月 | |
アイムジャグラーEX20th | 検定通過 | 2016年11月 |
認定申請 | 認定不可 | |
設置期限 | 2019年11月 |
以上のように、現在市場で流通している(中古機として売買できる)ジャグラーシリーズの中で、最も長く設置できる機種は「ゴーゴージャグラー」で、最も短いのは「マイジャグラー3」いうことになるのです。
ちなみに、既に認定機になっていて設置台数が多いジャグラーシリーズでは「ニューアイムジャグラーEX-KT」が2020年6月まで、「ハッピージャグラーV2KK」が2019年12月まで認定期間が残っています。
ジャグラーシリーズ中古機価格の変動
(7/24現在中古機相場.com)
上位をジャグラーシリーズが独占し、機械寿命の短いART機よりもAタイプに需要が集中していることがわかります。
規則改正の具体的な日程や検定、認定機の設置猶予期間などについての情報が出る前の中古機価格はマイジャグラー3が100~110万程度、ゴーゴージャグラーは50~60万程度の価格で推移していました。現在はどちらも70万円台となっています。
来年2月の規則改正後の6号機ではAタイプの出玉性能にも大きく影響が及ぶことが想定されているので、現状のAタイプコーナー、特にジャグラーコーナーを出来るだけ長く存続させるために、設置期限を考慮してホール側の需要が変化し、マイジャグラー3の価値は下がり、ゴーゴージャグラーの価値が上がったということです。
規則改正後は、パチンコスロットともにプレイヤーにとって大きな変化が起こり、ホールにとっては大きなダメージを受けることは確実です。そのダメージを少しでも軽減するために、ジャグラーコーナーを死守しようと必死になっているということです。
コメント
認定不可とされてる機種も前倒しで認定申請できますね。その場合認定期限は2021.1.30が最長となりますけどね。
そうですね。この記事を書いた後に前認定という制度が可能になったので、内容的に今の状況には則していませんね。
結局はほとんどの機種が認定さえとっていれば2021年1月まで設置可能になりましたね。