ぼくが昔スロット専業だったころはまだ4号機時代、しかも設定発表なんかのイベントも全盛だったこともあって期待値稼動と呼ばれる打ち方はほとんどしてませんでした。設定狙い一本で年間400~500万位は稼げました。そのかわり今ほど抽選入場は多くなかったので並びの時間も合わせると労働時間で考えたらハンパなかったですけどねww
でも好きなことやってるんで苦にはならなかったです。回ればパチンコも打ちましたが99%はスロット稼動でした。
店長になった今、さすがにスロット専業時代よりは稼げるようになりましたが、就職したてのころの安月給では仕事と対価が釣り合ってない感覚でスロット専業に戻りたい気持ちと葛藤していました。
ぼくの話はさておき、スロ専業とパチ専業はどっちが稼げるのでしょうか。
明確な比較対象を合わせることが難しいので、実際の専業さんたちの収支を比較するのが一番いいとは思いますが、そうもいかないので代表的機種の期待収支で比較して見ます。
【バジリスク絆】
設定 | 期待収支 | 勝率 |
1 | -12204円 | 36.14% |
2 | -7503円 | 38.12% |
3 | +9914円 | 49.05% |
4 | +30978円 | 63.12% |
5 | +57082円 | 73.83% |
6 | +90327円 | 90.56% |
(等価交換 12時間稼動時)
【CRスーパー海物語IN沖縄4】
回転率 | 期待収支 | 勝率 |
16 | -22800円 | 31.64% |
17 | -15000円 | 34.70% |
18 | -8000円 | 40.24% |
19 | -1600円 | 44.12% |
20 | +6000円 | 48.54% |
21 | +13500円 | 53.56% |
22 | +19500円 | 57.16% |
23 | +27400円 | 62.60% |
24 | +32500円 | 65.96% |
25 | +38000円 | 69.04% |
27 | +46200円 | 74.64% |
30 | +60700円 | 81.26% |
(等価交換12時間稼動時)
勝ち方の考察
これは等価交換時の数値なので実際は期待収支も勝率ももっと下がることがほとんどです。
機種によって差があることを前提に書きますが、スロットなら設定4でも打てますが、それを探し出すまでの投資と労力を考えたら、設定狙いは6一本に狙いを定めたほうがいいと思います。設定5は実際の使用頻度も低く、奇数挙動だと判別も容易ではないので、除外していいでしょう。Aタイプに関しては5以上なら打つべきです。
スロットには天井狙いやゾーン狙いで結果を出しやすいという利点があるので、期待値稼動を基本にしつつ、設定6が見込めるイベントなら積極的に狙うべきです。その際に中間設定を掴まされても4なら打てるからという気持ちは持たないほうがいいです。朝イチ台で4以上が確定しない限り、6を否定したらやめるスタンスで望むべきだと思います。
パチンコに関しては時給2000円は欲しいので、沖海4なら23回転/千円を狙いたいですが、ここで注意したいのは確変ベースや大当り出玉を削ったりすることでボーダーラインと期待収支はかなり変わってくるので注意することです。その分、確変中の止め打ちなどで少しでもカバーしていくことは必須です。千円あたりの回転率だけに騙されずに、無駄玉は1発たりとも出さない努力がパチンコには必要です。
スロットの設定6に相当するパチンコの回転率は30回転/千円以上になりますが、ホール側が意図してここまで回る調整にすることはありません。ただパチンコのいいところは釘の知識があれば、スロットの設定がある程度見えるようなものです。釘を見て回らない台を回避できるようになるだけでも勝率は上がります。
スロットの期待値稼動は誰でもできますが、パチンコの釘を読む力は簡単には身につきません。しかもスロットの設定6のようなエクストラの台を掴めることも少ないです。スロ専業に比べてパチ専業の方が圧倒的に少ないのはそのためでしょう。逆にいえばパチ専業のほうがライバルが少なく、優良ホールを見つければ毎日が高めの期待収支を積むことができるでしょう。
誰でも稼ぎやすいのはスロット、止め打ちと釘読みに自信があるならパチンコ、自分にあった方を選択するべきですが、スロットは高設定があってもツモれなければ意味ないし、期待値稼動したくてもライバルが多すぎると数をこなせないので収支も少なく安定しなくなります。なので、スロットもパチンコも兼業で稼げるようになるのが最善の方法だと思います。あとは何より優良ホールを見るけることが一番大事です。