世間は入社式シーズンで、ぼくの会社にも新卒社員が入社してきました。
このご時勢にパチンコ業界に足を踏み入れるとはよっぽど志が高いのか、逆に何も考えていないのか、まあこの業界は後者のほうが多いのは事実ww
パチンコ業界を取り巻く環境は年々厳しくなっているのは誰もがわかっているし、この業界で働き続けることに不安を感じる人間も多い。自らパチンコ業界を去る人もいれば、企業として存続できなくなり、廃業を余儀なくされるケースもある。それは昨年末のMAX機撤去問題を機にさらに増えたこともまた事実。
そんな中、おもしろい記事と見つけた。
パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパックエックスが、業種別に労働環境を調査した結果を公表した。パチンコホール大手5社と、一般企業の営業職や保険、不動産業、タクシー運転手、運送業、飲食業(店長)、製造業といった、パチンコホールから異業種に転職した人材が就職する割合が多い業種と比較されており、4段階(◎とても良い、○良い、△あまり良くない、×悪い)で評価されているのが特徴。
データによると、平均年収は30歳時点で480万円と調査産業中トップ。拘束時間がやや長いものの、評価制度や昇格、福利厚生などの制度面に関しては概ね良好という結果になっている。
この結果について同社執行役員の窪田氏は「勤務店舗の営業状況が思わしくなかったり、パチンコ業界の先行きに不安を感じて、パチンコホールで働いている人が他産業へ転職するケースが増えているが、主だった転職先と比較するとパチンコホールの勤務環境は整っていると言える。一度パチンコ業界から離れてしまうと、パチンコ業界のキャリアにブランクが出来てしまい、もしその後パチンコ業界に戻りたいと思っても以前より年収が下がってしまうなど、待遇に恵まれないケースがあるので、しっかりと考えて判断することが重要。今まで築いたキャリアを大切にしてほしい」としている。
遊技通信webより引用
このままパチンコ業界で働いていていいのか
ぼくは元専業スロプロで、その延長線上のような感覚でパチンコ業界に入った。今でも一人のパチンコファンとして趣味のような感覚で仕事をしている。
以来、10年以上もたったが仕事を辞めたいと思ったことは一度もない。ホール企業は急激に業績の二極化が進んでいるが、幸いにもこのご時勢でも業績を伸ばすことのできる勝ち組企業にめぐり合うことができた。
上の表にもあるように、確かに拘束時間は長いときもあるし、責任も大きいが、好きなことを仕事にしているぼくからすれば、何の苦にもならない。しかも、店長ともなればその時間の使い方は自由になるし、年収ももっと上がる。
仕事に対する考え方と取り組み方がフィットしていれば、決して悪い環境ではないと思うし、まだまだ働いていける。ただし、企業選びだけは本当に重要。ホール企業だけでなく、メーカーや設備業者ですら廃業寸前の企業はたくさんある。
何かと槍玉にあげられやすい業界ではあるが、生き残っていく企業は決してブラックではないし、将来が約束されないのはどの業界でも同じこと。それが仕事でも趣味でも自分がくいの残らない時間を過ごすことはが一番大切だと思う。