警察庁が「規則改正案」発表!依存症対策を名目にした大幅な出玉規制

規則改正についてはもう何度も記事にしていますが、7月11日に警察庁から「規則改正案」が発表されました。現段階での正式なものとして、もう一度書いておきます。

今までネット上に出回っていた内容とほとんど同じと言っていい内容ですが、正式な文書で確認したい方は警察庁のホームページから「別紙」と「新旧対照表」というPDFファイルをダウンロードしてご確認ください。

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依存症対策を名目にした大幅な出玉規制

警察庁ホームページにアップされているものは法律としての文書なので、正直言ってぼくでも読む気がおきないような堅苦しい書き方になっていますwwなので、細かく目を通す必要もないかと思いますので、簡単にまとまってる業界ニュースの記事で十分だと思います。

警察庁保安課「規則改正案」発表、出玉2/3へ

警察庁生活安全局保安課は7月11日、遊技機の出玉規制の強化を目的に、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営適正化法)施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則(遊技機規則)の改正案を発表し、パブリックコメント(意見公募)の受付を開始した。8月9日まで受付ける。

規制強化の柱は「4時間・出玉率1.5倍未満」の導入。著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機の基準として、標準的な遊技時間(4時間)での出玉性能を新設した。既存の1時間、10時間における出玉率についても、4時間の規制と同程度に見直し、現行の「3分の2」程度になるよう削る方針だ。

これにより1回の大当たり出玉上限も現行比3分の2に引き下げる方向だ。パチンコは現行2,400個から1,500個に、パチスロは480枚から300枚に削減。ラウンド上限は現行16回から10回への引き下げを想定している。

ぱちんこ遊技機への「設定」導入も改正案には明記された。検定機と異なる可能性、いわゆる「遊技くぎ問題」への反省から、くぎが出率に関与する余地を排除し、パチンコもパチスロ同様に「設定」調整に移行させる考えと見られる。設定は6種類まで。確率変動は従来どおり10倍以下だが、変動比率に設定差はつけられない。ただし設定の搭載は義務規定ではない。6段階を超えない設定の搭載を認める考え方だ。

一方、遊技者が発射可能な玉や投入可能なメダルの数量をデジタル表示する「遊技球数表示装置」「遊技メダル数表示装置」の規格等が新たに盛り込まれている。これら表示装置を搭載する場合、搭載可能な表示装置の規格等を明記したもので、「管理遊技機」とは、この表示装置を搭載した遊技機をいう。管理遊技機については出玉情報等を容易に監視できることから射幸性の抑制に活用したい構えを見せている。

依存症対策関連では他に管理者業務への追加規定が盛られた。遊技客に過度な遊技をさせないようにするための情報提供その他“必要な措置”を管理者業務として義務づける規定の追加を提示している。

改正案には現行の遊技機の経過措置も示された。規則改正施行後も検定・認定の有効期間内の設置を認め、改正前に検定・認定申請した遊技機についても、施行日から概ね3年間は営業所への設置を認めることとしている。

なお、規則改正の施行前に検定・認定の有効期間が切れている「みなし機」については、機種毎の調査を行った後に検討を行う予定。

また、当初検討されていた賞品の最高限度額については改正が見送られた。

施行期日は2018年2月1日を予定している。

引用元:グリーンベルトWeb

ほとんどが遊技機性能に関わる改正となっていますが、実際に「規則改正後は実際どの程度まで射幸性のある機種が作れるのか」といった最も気になる部分に関して、非常にわかりやすい記事があったのでこちらを参考にしてください。

現在設置中の機種に関しては、規則改正後も猶予期間として検定、認定期間内は設置できることになっていますが、これは5.5号機以降の機種のみなので、高射幸性遊技機をはじめとする旧基準機の撤去期限は別問題です。

なので、現行のスロット5.5号機や大当り2000個以上のパチンコミドルスペックは今後、貴重なスペックになることだけは間違いありません。

パブリックコメントとは

パブリックコメントとは…「国の行政機関が政令や省令等を定めようとする際に、事前に、広く一般から意見を募り、その意見を考慮することにより、行政運営の公正さの確保と透明性の向上を図り、国民の権利利益の保護に役立てることが目的」とされています。

実際に意見を投稿することができますので、どうしても伝えたいことがある方は警察庁ホームページからどうぞ。

パブリックコメントは形式的に行っているだけ、などと思われていますが、意見が反映されたことも一応はあるようですww

しかし、今回の規則改正は「依存症問題への対策としての出玉規制」という明確な目的があります。多くのプレイヤーの想いは「これ以上の出玉規制はいらない」という意見かと思いますが、これはそもそもの目的と違ってくるので、これ以上の緩和を求める意見は反映されることはないでしょう。

もうこの規制の中で出来ること考えていこうと前向きになるしかないということです。

この業界はいつも、行政主導、メーカー主導なので、プレイヤーとホールは振り回されるばかりですね。

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