天井、ゾーン狙いなどのいわゆる期待値稼働は、ボーダーラインの基準さえ厳守していれば、誰でも結果を出せる打ち方です。しかし、設定狙いで打つ場合、勝てる人と勝てない人の差が収支として表れやすいと思います。しかも勝てない人の方が圧倒的に多いですよね。
なぜ、設定狙いで勝てない人が多いのでしょうか?
設定狙いで勝てない人の心理的傾向
一言で言えば「諦めが悪い」ということです。
設定判別要素の中でプラス面にばかり注目して、マイナス面から目をそらす傾向が強いです。プラス思考は人間として良いことですが、設定狙いをする場合に限ってはマイナス思考の方が結果を出しやすいとぼくは思います。
例えば、設定変更後は50%で高確スタート、設定6なら通常時強チェリーの1/3でCZの当選する機種だったとします。
朝イチ高確スタートしなかった時点で既に設定6の確率50%以下になります。これは設定判別を行う上でマイナス要素です。でもまだわからないので続行すると、強チェリー1回目でCZ当選。これはプラス要素です。しかし、その後、3回連続で強チェリーからCZ当選なし。プラス思考の人は、この時点でCZ当選率1/4なので、まだわからないし、設定6でも起こりうると考えて遊技続行すると思います。しかし、1/3が3回連続でスルーする確率は約29%です。ということはこの台が設定6であることを71%否定しています。朝イチ高確スタートでなかったことも加味すると、この台は止めるべき数値的根拠が十分にあります。しかし、プラス思考の人間は、1回目の強チェリーでのCZ当選が頭から離れずに、可能性を追い続けてしまいます。結果として負け額が必要以上に膨らみ、取り戻せない額になってからやっと止める決断をすることになります。
ここで止めてたらやっぱり設定6でしたってこともあり得ると思います。しかし、50%と71%の設定6を否定する挙動が早い段階で出ているのであれば、少ない可能性に賭けるより今回は諦めて、次回再チャレンジする方が得策です。
プラス要素に重点を置いてしまうと、そこで止める決断をするのは中々難しいですが、冷静にプラス要素とマイナス要素のどちらが多いかを数値的根拠で判断すべきです。マイナス要素が上回った時点で止める決断、それが出来ないと設定狙いでトータル収支をプラスに出来ません。
自分の中で設定狙いにもボーダーラインを引いて、それを下回ったら止めるルールを作っておけば、結果として高設定を捨ててしまっても納得できるんではないでしょうか。
高設定をツモッた時より、ツモれなかった時にどれだけ少ない負け額で抑えるかの方が重要です。今日は大負けしても、設定6をツモッた時に万枚出せばいいなんて甘い考えでは勝てません。
そもそも、そのホールに高設定はあるのか、狙い台は的を得ているのか、抽選でいい番号が引けるのかなど、前提条件が揃っていての話であって、周りのライバルの台の挙動なども把握したうえで総合的な判断が求められますが、今回は設定狙いをする際の心理的な部分だけにフォーカスしています。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、「負け額を最小限に抑えることは勝ちに等しい」という気持ちがないと設定狙いで結果は残せません。
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