パチンコホールの業績低下が深刻と言われています。
若者のパチンコ離れや遊技機の性能低下などが主な原因と考えられますが、実際どれぐらい稼働や売上が落ちていると思いますか??
ダイコク電機が発表しているDK-SISデータでパチンコ業界がどれぐらい衰退しているのかを見てみたいと思います。
年間稼働データ
4円パチンコ | |||||
年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 |
アウト | 18240個 | 17450個 | 16440個 | 15660個 | 14680個 |
台売上 | 28900円 | 28300円 | 27200円 | 24500円 | 21700円 |
粗利 | 4070円 | 4000円 | 3830円 | 3620円 | 3320円 |
20円スロット | |||||
年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 |
アウト | 9530枚 | 9410個 | 9130個 | 9090個 | 8990個 |
台売上 | 28600円 | 28500円 | 27700円 | 25800円 | 25700円 |
粗利 | 4090円 | 3950円 | 3850円 | 3690円 | 3630円 |
2017年の4円パチンコに関してはヒットしたと言えるような主力機種がなく稼働(アウト)は落ちていく一方でした。そして、MAX機がなくなったことで売上も下がり、比例して粗利も下がっています。
一方、20円スロットは稼働、売上ともにギリギリ維持しているといったところです。スロットに関しては、依然として旧基準機をメインで使い続けてきたので、2016年から機種構成がほとんど変わっていないので何とか持ちこたえた数字になっています。
ここ数年はパチンコよりスロットの方が売上、粗利ともに高くなっていましたが、2017年はその差が大きくなりました。スロットの稼働がホールの生命線になっています。
2018年はどう推移するか
今年2月(もう来月ですが)には規則改正があり、パチンコスロットともにさらに出玉性能が抑えられた機械に移行する訳ですが、本格的にパチンコ新基準機やスロット6号機が出てくるのは来年以降だと思います。しかし、パチンコ新台においてもビッグコンテンツはもう出てこないと思われるので、機種数や販売台数は確実に減り、スロット5.9号機においてはほとんど使い物になりません。
つまり、4円パチンコは新台導入が減る分、稼働と売上の低下は加速すると思います。
そして20円スロットに関しても、昨年12月から旧基準機の設置が30%以下になった影響と5.9号機の不振で、今年こそ業績は大きく低下するでしょう…たぶん。
もし、バジリスク絆やハーデスなどで認定をとっていないホールがあったら、それも撤去対象になるので、かなりピンチですね。
しかし、もっとピンチなのはメーカーの方かも知れません。販売する機種数も少なく、大量に売れる時代ではないですからね。特にスロットメーカーはヤバいと思います。
新台が売れないからと言って、機械代を値上げするなんて言い出されたら共倒れになりかねないので、それだけはやめていただきたいですねww
コメント
こんにちは
やっぱりヤバいんですね、今年も正月明けてるのにも係わらず釘が回復しないですね、、
出さないとお客さんから沢山文句も言われると思うのですが、例えば自分のお店が某サイトとかで情報交換とか叩かれたりしてますか?またそういうサイト気になって見たりしますか?
はじめまして。
正月期間に粗利目標を達成できていないホールが回収期間を延長するのはよくあることです。
ネットでの書き込みなどは、ほとんど見ません。たまに見てもまったく気にしていません。
そういう場での飛び交っている情報(今日は出てた、出てない、遠隔されたなど)は基本的に的を得ていないので、実際の設定状況を知っている立場からすれば、バカらしい話です。
本当に勝っている専業の方は、そういう情報より自分の目で良し悪しを判断していると思います。
こんにちは。げんのすけさん
2度目のコメントになります。
遊戯人口の低下や規制の強化でメーカーさんにとってもホールにとっても大変に難しい時代だと思います。
メーカーさんとしては規制の範囲でどれだけユーザーに楽しんでもらえる機種を作れるか企業努力が問われますが、法の規制強化のたびに全てが壊されてしまう悔しさも伝わってきますね。
ホールとしても、メーカーが開催?する限られた時間内で新機種を試打し、人気版権だからと言っても流行るかどうか判らない機種をメーカーの提示する条件の下(抱き合わせなど)高額で購入するしかなく本当にリスクの高い事だと、げんのすけさんのブログで伝わります。
げんのすけさんの、お時間のある時にブログ内ででも教えていただきたい事があります。(既にブログ内で書かれていた場合には、私が見落としておりますのでご勘弁下さい。また的外れな質問だった場合にもご容赦ください。)
(1)ホールの規模や制限もあって、出来る事と出来ない事があるでしょうが、限られた遊戯人口の中で、今後ホールとしてどういう集客を目指すべきだとお考えでしょうか?また今までと違う集客をしようとする業界の動きはありますか?
(2)「新台導入ではまずは回収」「大型連休は回収期間」「平日は地元顧客に還元、土日は回収」「イベント毎にガセってるホールは危険」
以前の、げんのすけさんのブログで紹介されていたアドバイスですが、ホールを選ぶならここをチェック!みたいなのってありますか?
もちろん、一度や二度訪れただけで判断するのは難しいと思いますが、初心者の私にも判断出来そうなポイントがあればお願い致します。
興味本位な質問で本当に恐縮ですが、よろしくお願い致します。
いつも見ていただきありがとうございます。
ぼくの考えを簡単にお答えします。
(1)これからターゲットにすべき客層は50代以上の年配層。煽りイベントで流動的な若年層を一時的に取り込むより、ホールという場で地元民のコミュニティを形成すること。
(2)通常営業でのジャグラーの稼働率と設定状況。これこそがそのホールの信頼度を示すバロメーターになる。
だと思います。
機会があれば詳しく記事にしてみようかと思います。
今後ともよろしくお願いします。