毎年、この時期になると「年末に〇〇がグランドオープンするらしい」なんて話題が多くなりますが、今年はほとんど聞かなくなっています。
規則改正や前倒し認定を目前にして、たとえ大手企業であっても、旧基準機なども含めたまともな機種構成を準備するのが難しいですし、何よりも時期的にリスキーです。
年々ホール件数は減っていますし、12月の旧基準30%規制に伴って年内でクローズするつもりのホールもあるかもしれません。
今後、どれだけのパチンコ企業が倒産し、どれだけのホールが減少していくのでしょうか。
規制強化でパチンコ店の倒産時代がやってくる
来年には出玉規制
規制強化のあおりで窮地に立たされているパチンコ業界。駅前の好立地でにぎわっていたホールも、いつの間にか閉店しており、業界環境の厳しさがうかがえる。こうしたなか、パチンコホール経営業者の倒産件数が増加に転じた。今何が起こっているのか。
まず、業界関係者が“パチンコホールの倒産増加”と聞いて思い出すのは、2004年以降に発生した5号機問題にさかのぼる。これは、射幸性の高い4号機のパチスロ機をホールから撤去し、新基準に沿った5号機のみ設置するという規制がきっかけで生じた。規制強化により、新台入荷を強いられたパチンコホールは、費用負担が生じただけでなく、射幸性が落ちたことで集客力も低下してしまい、経営が厳しくなった。
05年は39件、06年は54件の倒産が発生。この間に大手パチンコホール経営業者が倒産したほか、金融機関の取引スタンスが変化したなど複合的な要因が重なり、07年と08年は、それぞれ72件の倒産が発生。これが過去最高の水準となっており、業界関係者にとって苦い思い出となっている。
近年は落ち着いた状況にあり、倒産推移も15年は17件、16年は13件と低水準だった。しかし、16年以降は規制強化で潮目が変わった。16年12月は非適合機種の撤去期限とされたほか、17年9月は5・9号機への切り替えが義務付けられた。余力があれば問題にならないのだが、現在のパチンコ業界にそこまでの余力はない。日本生産性本部の「レジャー白書」によると、16年のパチンコ・パチスロ市場は前年比6・9%減の約21兆6260億円。従前は30兆円の市場規模を誇っていたが、13年からは4年連続で減少している。
先行きの見通しも厳しい。18年2月には、出玉規制が控えている。平均の遊戯時間を4時間と想定して、1日の出玉上限を従来の3分の2の5万円分とするものだ。射幸性の低下でさらなる集客力の低下が懸念されている。現状が厳しい業界環境で、かつ先行きも不安視する声が多いという背景があるなか、17年の倒産件数は、9月時点で16件と前年を上回った。通年では、再び20件を超す見込みだ。5号機問題の再来が叫ばれるのもうなずける状況だ。
引用元:Yahooニュース
確かに規則改正のタイミングは、ホールの経営状況に関係なく入替をしない訳にはいかなくなります。その経費に耐えられないホールは多く出てくるので、必然的に潰れるホールが出てきます。
しかし、今回は前倒し認定が可能になったことで、向こう2年~3年は現状の設置台を使い続けることができます。
なので、経営状況が厳しいホールや企業に関してもある程度の配慮がされていると考えられます。その間にどれだけ売上を上げられるかが問題ですが、現状で低稼働のホールが遊技人口が減少していく中では難しいでしょう。ただの延命に過ぎないかと…。
結果的に、倒産件数は増えていくとは思いますが、パチンコ業界に最大の倒産ラッシュが訪れるのは2019年の年末~2020年だと考えられます。
出玉規制、射幸性低下と騒がれていますが、5号機が登場した時も同じでした。5号機初期は、4号機を知っているプレイヤーからしたらとても打てたもんじゃなかったですww
しかし、時間がたてばメーカーも新規則の限界をどんどん突破していき、規制が入るまでの高射幸性を搭載した機種が登場してくるようになります。それが2020年までに間に合うのかどうかは不明ですが、そこまで耐えきることができたホールは、また持ち直してくると思います。
メーカーも新規則の中でプレイヤーを納得させられるだけの性能を持った新機種開発ができるかどうかで明暗が分かれるでしょう。
今後は、ホールも機械メーカーもプレイヤーに支持されるための時代に合った企業努力をどれだけできるかで、倒産件数は大きく変わってくると思います。
コメント
規制の限界を突破!
良くも悪くもここが問題で毎度規制されちゃうんでしょうね。
もっと面白く出玉性能を上げないでプレーヤーに好んでもらう台を作って貰いたいですねメーカーさんには
その通りですね。
でも時間がたてばメーカーは必ず抜け道を見つけ出しますよWW