ホール店長の目線で機種配置を考えてみる

2018年最後の新台入替が終わり、ほとんどのホールに「CRAKB48誇りの丘」と「CR牙狼TUSK OF GOD」が導入されました。

ぼくも他店の状況を視察するために多くのホールをみましたが、その中で気がついたことがあります。

それは、新台である「CR牙狼TUSK OF GOD」と同時に「CR牙狼GOLDSTORM翔」を中古導入したり、店内移動で同じ島内に並べているホールがめちゃくちゃ多いこと。

と言っているぼくもやったんですが…ww

単純に牙狼シリーズを並べただけと思われるかもしれませんし、普通の光景に見えると思いますが、これはホール内のすべての機種配置に共通する戦略に基づいています。

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テーマは回遊性

ホールの機種配置はただのパズルではなく非常に戦略的に考えられています。

目立つ場所、出入口に近い場所、カウンター前、トイレ前…など、どこにどう並べるかで稼働に影響します。

そして、隣に何の機種があるか、背中合わせに何の機種があるかも非常に重要です。

機種の配置を決める時にまず考えるのが、主にその機種を打つであろう客層です。

その年齢層や性別をターゲットとして、そのターゲットが他に好きそうな機種や、新台を打てなかった時に第二候補として選びそうな機種を並べて配置するのがセオリーとなります。

新台牙狼の隣には旧牙狼、その近くには北斗や慶次があるホールが多いと思います。

こいった配置には回遊性を高めるという大きな目的があります。

つまり、ターゲットが気になる台が近くにあれば「新台牙狼が空いてないから帰ろう」とか「新台牙狼で出なかったから帰ろう」と思った場合でも、「やっぱり前の牙狼の方が出そう」とか「最後に北斗無双で取り返そう」とか思ってもらえる可能性が高まります。

機種毎の配置はもちろんですが、バラエティコーナー内の配置などでも同じことが言えます。

例えばですが、黄門ちゃまの隣にはシンフォギアを置くより、暴れん坊将軍を置いた方が稼働しそうですよね。

バラエティといえども、完全にランダムに配置するのと、少しでもターゲットが近い機種を並べるのとでは結果が大きく違います。

よくスロットコーナーにある「萌え系バラエティ」とか「アクロスバラエティ」とかは理にかなった戦略ということですね。

普段なに気なく行くコンビニでも、おにぎりの隣には必ずサンドイッチやお茶が置いてあります。本や充電器や関連性の低いものは絶対に近くに置きません。

コンビニと同じで「ついでにこれも」と思わせるような機種配置をホールでも常に意識されているということです。

そういう目線でホールを見てみてください。店長がどこまで考えて(もしくは何も考えないでww)機種配置をしているか、ホール側の意図や狙いが見えてきてきっと面白いと思います。

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